「どんどん捨てる」で片付け上手!コツをおさえて悩まず捨てる

片付けの基本は、不要な物をどんどん捨てることです。物が減ることで整理整頓がしやすくなるので、快適な空間づくりに役立ちます。とはいえ、誤って大切な物を捨ててしまうなどのリスクが気になったり捨てることに抵抗を感じたりして、行動に移せない人も少なくありません。
この記事では、どんどん捨てる際のコツと注意点を紹介します。コツをおさえることで、捨てるかどうかの判断がしやすくなったりリスクを軽減させたりする効果を得ることが可能です。物をどんどん捨てる片付けで快適な空間をつくりましょう。

どんどん捨てるのが難しい、片付けができない原因と対策

物をどんどん捨てることで、物が減って整理整頓や片付けがしやすくなります。しかし、捨てることに抵抗があったり捨てるかどうかの判断に悩んだりして、思うように片付けが進められない人も少なくありません。どんどん捨てられない原因と対策を知って、きれいな部屋を手に入れましょう。

捨てることに罪悪感や抵抗感がある

物をどんどん捨てる片付けでは、捨てることに罪悪感や抵抗感を抱きやすいです。とくに捨てることが苦手な人は、捨てるかどうかの判断に時間がかかったり、使わない物でも所有し続けたりする傾向にあります。捨てることに抵抗を感じる場合は、人に譲ることを検討するのもひとつの手です。フリマアプリなどで売ることができれば、捨てることへの罪悪感や抵抗感が軽減されるといえます。

捨てるかどうかの判断が難しい

捨てるかどうかの判断が苦手だと、悩むばかりで片付けがスムーズに進められない可能性があります。どんどん捨てる片付けを始める前に、捨てるかどうかを判断しやすくする基準を決めておくとよいです。基準によって判断すると、必要な物を誤って捨てることの防止にもつながります。

やる気やモチベーションが維持できない

片付ける作業には体力と時間がかかるため、片付けようとするやる気やモチベーションの維持が困難になるケースも少なくありません。どんどん捨てる片付けのやる気やモチベーションを維持するために、以下をはじめとする工夫をするとよいです。

・やる気がでる音楽を流す
・片付け前の写真を撮っておき、視覚的に進捗確認ができるようにする
・狭い範囲に区切って、少しずつ片付けを進める
・週末に20分から30分など、時間を決めて片付ける

また、理想の空間をイメージしながら片付けていくことも効果的です。モチベーションが上がるだけでなく、理想の空間に不要な物を具体的にイメージできるため捨てるかどうかの判断に役立ちます。

どんどん捨てると後悔しそう

物をどんどん捨てることで、捨てたことを後悔するのではないかと不安に感じるケースがあります。無計画に勢いで捨てると、後悔してしまう恐れがあるので注意が必要です。後悔しない片付けを行うために、以下を取り入れることをおすすめします。

・捨てる基準を決める
・捨てるかどうか判断に悩む際は、保留ボックスに一時保管する

捨てる基準を決めて基準に基づいて捨てるかどうかを判断することで、計画的にどんどん捨てることが可能です。また、保留ボックスを作って定期的に捨てるかどうかを見直せば、不要な物を所有し続けることを防止できます。

どんどん捨てる片付けで得られるメリット

不要な物をどんどん捨てると整理整頓がしやすくなります。部屋が片付くうえ、金銭的・時間的・精神的なメリットを得ることが可能です。どんどん捨てるメリットを理解し、片付けへのモチベーションを高めましょう。

無駄遣いを減らせる

物をどんどん捨てることで得られるメリットのひとつとして、無駄遣いの削減があげられます。物の量が減ることで、何をどのくらい所有しているかが把握しやすくなるためです。所有している物を把握できれば、以下が防止できます。

・ストックの過剰購入
・買ったかどうかわからなくなり、同じ物を購入してしまう

また、物の量が減ると整理整頓がしやすくなるので物を紛失しにくくなります。そのため、紛失による二重買いを削減することも可能です。どんどん捨てることで無駄遣いが減り、金銭的なゆとりがうまれるといえます。

無駄な時間を削減できる

不要な物をどんどん捨てる片付けでは、物を探す時間をはじめとする無駄な時間の削減効果を得ることが可能です。物が多いと整理整頓が疎かになり、物を探す時間が増える傾向にあります。不要な物をどんどん捨てて、整理整頓がしやすい環境をつくるとよいです。

また、不要な物がない片付いた部屋では、掃除にかかる時間が減ったり家事などの作業効率を上げたりすることができます。忙しい人は、物をどんどん捨てる片付けで時間にゆとりをもつのもひとつの手です。

掃除がしやすくなる

どんどん捨てると、掃除にかかる時間や労力が大幅に軽減されます。以下は、物をどんどん捨てることで掃除の負担が軽減される理由です。

・物が少ないので部屋が散らかりにくい
・物が少ないので汚れが溜まりにくくなり、掃除の頻度を減らせる

また、物が減ることで、掃除をはじめとする家事の導線が確保しやすくなります。家事の作業効率が上がるので負担が減り、時間的・精神的なゆとりをうみだせるでしょう。

精神的なゆとりがうまれる

物をどんどん捨てる片付けによって、精神的なゆとりがうまれて気持ちが楽になります。なぜなら、物の量が減って整理整頓や片付けがしやすくなるためです。整理整頓された片付いた部屋では、以下のような効果が得られます。

・物の数が少なくなるので部屋が汚れにくく、掃除する頻度を減らせる
・物を探すストレスを削減できる
・無駄な買い物が減るので金銭的不安を軽減できる
・部屋が整理整頓されるので視覚的なストレスが軽減される
・訪問者によい印象を与えやすくなる
・家事などが捗りやすくなり、時間にゆとりがうまれる

片付いた部屋では、家事などにかかる時間の短縮効果が期待できます。時間のゆとりは心のゆとりにつながると考えられので、部屋を片付けて精神面のゆとりを手にするとよいです。

片付けでどんどん捨てる6つのコツ

物をどんどん捨てる際に大切なことは、必要な物と捨てる物を冷静に判断することです。誤って必要な物を捨てたり捨て過ぎて後悔したりすることがないように注意が必要です。なかには、慎重に判断するあまり途中で挫折してしまうケースがあります。以下の6つのコツをおさえることで、捨てるかどうかの判断がスムーズに進められるでしょう。

狭い範囲から片付け始める

どんどん捨てる片付けを行う際は、作業範囲を区切って狭い範囲から取り掛かることをおすすめします。どんどん捨てる作業には、捨てるか捨てないかを判断する必要があるため、片付けによる肉体的疲労にくわえて脳も疲労しやすいです。そのため、時間が経過するごとに判断力が鈍くなり作業効率が落ちる傾向にあります。狭い範囲は短時間で片付けができるので、集中力や作業効率の維持を期待することが可能です。
また、一度に広い範囲の片付けに手を出してしまうと途中で挫折したりストレスを感じたりする場合があります。とくに、どんどん捨てる作業に慣れていない人は、狭い範囲から捨てるスキルを高めていくとよいです。

片付ける場所にある物を全て取り出す

片付ける場所にある物を全て取り出してから、捨てるかどうかを判断するようにします。全て取り出すことで、何をどのくらい所有しているのかを把握できるためです。過剰に所有している物や使用していなかった物に気がつけるので、不要な物をどんどん捨てることができます。
ただし、広い範囲の物を全て取り出してしまうと捨てるかどうかの判断や片付けに手間がかかってしまうので、狭い範囲に区切ることが大切です。

捨てる基準を決めてどんどん捨てる

どんどん捨てる際は、あらかじめ捨てる基準を決めてから取り掛かるとよいです。基準を決めることで、捨てるかどうかを悩む時間が短縮できるうえ、捨て過ぎによる後悔の防止が期待できます。以下は、捨てる基準の一例です。

・1年以上使っていない物
・2シーズン以上着ていない服
・サイズが合わない服や物
・デザインが好みではない物

また、ビニール袋などの増えやすい物は過剰に所有しないように、手元に置いておく数量を決めておくことをおすすめします。勢いでどんどん捨てるのではなく、捨てる基準を決めて計画的に片付けましょう。

保留ボックスを作る

捨てるかどうかの判断に悩む際は、保留ボックスを活用することもひとつの手です。保留ボックスに入れた物は、1年などの期間を決めて捨てるどうかを見直します。後日、改めて捨てるかどうかを判断できるため、捨て過ぎを防止することが可能です。とくに、途中で片付けを挫折したことのある人や勢いで物を捨てて後悔したくない人は、保留ボックスを積極的に活用するとよいといえます。

思い出の品や趣味の物の片付けは後回しにする

捨てるかどうかを判断することに時間がかかりやすい、思い出の品や趣味の物の片付けは後回しにするとよいです。ともに思い入れがある物であるため、日常的に使用していなくても捨てにくかったり手元に残しておきたかったりする傾向にあります。無理に捨てると後悔しやすくなるので、どんどん捨てる作業に慣れて冷静に判断できるようになってから取り掛かるのがおすすめです。まずは洗面台の下や冷蔵庫など、感情的にならずに片付けられる場所から取り掛かるとスムーズな作業が期待できます。

片付ける時間を決めて片付ける

判断力が必要などんどん捨てる片付けでは、一度に全てを終わらせようとするのではなく、作業時間を決めて取り掛かるようにします。なぜなら、作業時間が延びるほど判断力が鈍っていく傾向があり、必要な物まで捨ててしまったり片付けに時間がかかってモチベーションが下がったりしやすいためです。たとえば、以下のように片付ける時間を決めます。

・30分間片付けしたら5分間休憩をする
・片付けは1日1時間以内にとどめる

また、数日にわたって片付ける際は期日を決めておきます。期日を決めることで、片付けのやりっぱなしを防止することが可能です。片付けの合間に休憩をとったり期日を決めて少しずつ作業を進めたりして、脳と肉体的な疲労を最小限に抑えましょう。

どんどん捨てる片付けでの注意点

どんどん捨てる片付けでは時間的・金銭的・精神的なメリットが得られる一方で、いくつかの注意点があります。場合によっては、取り返しのつかないことになったりトラブルに発展したりする可能性があるので気をつけましょう。

勢いで捨てずに冷静に判断する

どんどん捨てることに慣れてくると捨てることへのためらいが薄れる傾向にあるので、勢いで捨てたり捨て過ぎになったりしないように気を付けるようにします。なかには、どんどん捨てる目的が片付けることではなく、捨てることにすり替わっているケースも少なくありません。捨て過ぎないためにも捨てる基準を紙に書き出しておき、捨てるかどうかを判断する際に確認できる状態にしておくとよいです。

家族の物を勝手に捨てない

家族の物をどんどん捨てるとトラブルに発展する恐れがあるので、勝手に捨てないように注意が必要です。家族であっても物に対する価値観は異なるため、一見すると不要な物に思えても家族の大切な物である可能性があります。勝手に捨ててしまうと信頼関係が崩れるケースがあるので、どんどん捨てる物は自分の物だけにとどめておくことが大切です。また、家族の物や家族と共有して使用している物の片付ける場所を変えた場合は、報告するようにします。勝手に片付ける場所を変えてしまうと、家族が物を探すことになってしまうためです。家族を想って捨てたり片付けたりしたことが、トラブルの種にならないように気をつけましょう。

重要書類は落ち着いているときに片付ける

片付けにおいてどんどん捨てることは有効ですが、権利書や契約書をはじめとする重要書類はとくに慎重に取り扱う必要があります。誤って捨ててしまった際に再発行ができなかったり個人情報が記載されていたりするケースがあるためです。時間と心に余裕があるときに、重要書類を片付けるようにします。

また、住所や名前などの個人情報が記載されている書類を捨てる際は、シュレッダーを使用したりマーカーで塗りつぶしたりすることも忘れないよう注意します。

上手な「どんどん捨てる片付け」で快適な空間を作ろう

不要な物をどんどん捨てる片付けには、金銭的・時間的・精神的なメリットを得ることが可能です。とくに毎日を忙しく過ごしている人は、家事の効率がアップしたり掃除や片付けの時間が短縮したりするため、どんどん捨てる片付けは適しているといえます。
とはいえ、物をどんどん捨てる際は誤って必要な物を捨ててしまわないように注意が必要です。あらかじめ捨てる基準を決めておき、基準に基づいて捨てることをおすすめします。どうしても捨てられない物は、保留ボックスに入れて定期的に見直したり収納サービスを利用したりするのもひとつの手です。どんどん捨てる片付けで、快適な空間をつくりましょう。

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