家庭内で片付けを担っているのは主婦がいる場合は主に主婦…がまだまだ当たり前の日本。
例え共働きであっても家事に費やす時間の格差は男女間でおよそ5倍にも及ぶと言われています。
子どもを持ち家族の人数が増えればその負担は掛ける人数分になり、主婦の負担は増える一方です。
特に家事の中でも「片付け」にかける労力は掃除、洗濯、炊事以上に目に見えにくい割に負担の大きい名もなき家事の一つと言えます。
家事の中でも、例えば食事や洗濯は一人分を分けて行うのは効率が悪く現実的ではありません。
しかし、片付けの場合はどうでしょう。
家族それぞれが出したもの、使ったものを片付けることには何の不都合も無く、それだけで一人にかかる負担は大幅に軽くなります。
家族全員が出して使ったものを一人で片づける…それは本当に負担が大きく子どもがある程度大きくなると「片付けなさい!」がいつしか親の口癖になっていきます。
でも、たいていは聞き入れられず最終的に大人が片付ける羽目になる…よく見られる光景です。
子どもに片付けてもらうには一体どうしたらよいでしょうか。
その近道は100回の「片付けなさい!」より、片付けについて具体的に学んでもらうことなのです。
ですが、実際この片付けについて論理的に子供に教えてあげられる大人は少ないと思います。
結局、片付けなさいと言っている大人自身も片付けの方法論については自己流であり教えることが難しいのです。
そこで大切になってくるのが、ある程度小さいうちは片付けについて大人と子どもが一緒に学ぶことです。
そしてまずは子供が片付けやすい環境を整えてあげること。
この片付けやすい環境について大人が学んで準備をし、その上で一緒にやりながら何をどこにどのようにしまえばよいのか?これを具体的に伝えることで子供は片付けるとはどういうことか、これを理解できるようになります。